婚活中の皆さまに、結婚相談サロン プラチナ・リング(東京都中央区銀座)から、ちょっとした婚活の秘訣をお伝えするコラム「婚活の処方箋」。今回は、婚活中のサプライズの注意点についてお伝えします。
婚活中に限らず、恋愛中の方は相手を喜ばせたい一心で「サプライズ」を計画する方は少なくありません。けれど、相手の気持ちや二人の関係性、その時の距離感を見誤ると、せっかくのサプライズが逆効果になってしまうことも。今回は、婚活におけるサプライズの注意点について、段階やシーン別に見ていきましょう。
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お付き合いしている相手にちょっとしたサプライズを計画して、喜ばせたい。その気持ち自体はとても自然なことです。多くの方が、「相手を笑顔にしたい」という真っすぐな考えから、サプライズ演出を取り入れようと考えますが、それ自体は決して悪いことではありません。
しかし、婚活というまだお互いを見極めている段階では、その“驚き”が思わぬストレスや戸惑いを生む可能性があることを忘れてはなりません。これは結婚相談所で出会った婚活カップルに限った話ではなく普通のお付き合いをしている方にも共通する注意点ですが、まして出会ってまだ間もない婚活中の方は、より一層の注意が必要です。
サプライズ演出は、うまくいけばとても相手を喜ばせますし、印象にも残ります。婚活は、真剣交際に至る前は「仮交際」といって、何人かの方と同時進行でお付き合いすることが少なくないので、何とかライバルから1歩抜きんでたい、という気持ちから、サプライズを計画したくなる気持ちはわかります。けれど、特に仮交際期間は関係性がそこまで深まっていないので、相手がサプライズをどう受け止めるかもわかりません。
たとえば、初めてのデートやまだ数回しか会っていない段階で、突然高価なプレゼントを渡したり、予定していたデートプランを急に変更したりすると、相手は「まだそこまで親しくないのに…」と感じてしまうかもしれません。また、突然のサプライズによって「自分のペースを乱された」と感じ、不信感を抱いてしまうケースもあります。
長年付き合って気心が知れている恋人同士であれば多少の驚きも関係のスパイスになりますが、婚活では、まだ信頼関係が十分に築けていない段階です。「相手を喜ばせたい」という気持ちだけで走り出してサプライズ演出を仕掛ける前に、「この行動は相手にとってどう感じられるだろうか?」と一歩立ち止まって考えることが大切です。
相手が負担に感じないような、ちょっとしたお土産程度のギフトや、夜景が見える席を予約する等の軽いサプライズであれば問題ありませんが、もっと大掛かりなサプライズを企画したいという方は、真剣交際に入るまでは、ちょっとその気持ちにブレーキをかけましょう。
とはいえ、すべてのサプライズがNGというわけではありません。むしろ、相手をよく観察し、心を込めた“ちょっとしたサプライズ”は、関係を深めるきっかけになることもあります。1対1の真剣交際に入ったら、ぜひ取り入れてみても良いですね。
たとえば、お誕生日や交際記念日に、小さな花束を用意したり、メッセージカードを添えたりといった控えめな演出は、相手に「大切にされている」と感じてもらえることが多いです。ただし、ここでも大切なのは“相手の好みに合わせること”。お店の人を巻き込むような派手で盛大な演出を好まない方にとっては、小規模で静かなサプライズのほうが嬉しい場合もあります。
また、デートの行き先を「着いてからのお楽しみ」として内緒にするサプライズも、注意が必要です。特に女性の場合、目的地によって服装や持ち物、靴などの準備が大きく変わることがあります。アウトドアかレストランかで、まったく違う装いが必要になるため、行き先を知らされていないと不安を感じる方も多いのです。
「カジュアルな服装で」と伝えていたとしても、行先によっては女性の支度には大きな違いがあるものです。例えばアウトドアなら、塗りなおし用の日焼け止めを持参すればよかった、大きな帽子をかぶりたかった、虫よけスプレーや虫刺され用の塗り薬も必要だった、サングラスをかけたかった、日傘を持ってくればよかった、こんなに歩くなら靴を替えたかった、等々。あるいは、屋内だとしても、館内を歩くときに響かないような靴を履きたかった、冷房対策に一枚羽織りものを持ってきたかった等、本当に準備が違ってくるのです。
どうしてもサプライズをしたい場合でも、準備に困らないようにヒントは伝えておくのが望ましいでしょう。また、動物との触れ合いイベントなども、人によって大きく価値観が異なる部分なので注意が必要です。見るのは好きだけれど、実はアレルギーがあるとか、触れ合うのは抵抗があった、犬や猫以上の大きさの動物は、近くに行くには抵抗があった等、出会いから間もない少しの会話ではわからないこともあります。
明確に、お相手が「行きたい」「行ってみたい」と言葉にしていたのではない限り、犬猫カフェや牧場などでの乗馬体験などは慎重に計画しましょう。近年は一般的にペットとして親しまれている犬や猫以外にも、フクロウ等の猛禽類、ミニブタと触れ合えるカフェ等もありますが、見る分には可愛くても触れ合い方がわからず困惑してしまう、という方も多いものです。
「相手を驚かせたい」「サプライズで特別感を出したい」と思う気持ちは尊いものですが、それが“自分本位”になっていないかを見直すことも大切です。サプライズはあくまでも、相手を思いやる気持ちの延長線上にあるもの。相手が心地よく受け取れる形を意識して、適度な距離感を大切にしましょう。
プロポーズと聞くと、夜景の見えるレストランでの告白や、フラッシュモブといった華やかな演出をイメージされる方も多いかもしれません。人生における大切なものですので、記念に残るように計画したいと考えるのは、誠実にお相手に向き合っている証でもあります。ですが、婚活においては、こうした“演出重視”のサプライズプロポーズには注意が必要です。
特に、人前でのサプライズプロポーズは、相手に「断りにくい空気」を与えてしまうことがあります。カメラが回っていたり、レストランのスタッフが祝福ムードを作っていたりすると、「今ここでNOとは言いにくい…」という心理的圧力が生じます。その結果、本心ではまだ結婚を決めきれないまま、場の空気で「はい」と答えてしまうことにもなりかねません。
また、サプライズプロポーズは、相手の結婚への温度感を無視して行ってしまうケースが多く見られます。たとえば、まだ具体的な将来の話をしていない状態で指輪を差し出されても、相手は戸惑うだけです。「なぜ今?」「まだそこまで気持ちが追いついていない…」というリアクションになる可能性もあるのです。
婚活では、プロポーズの前にしっかりとお互いの価値観や将来について話し合うことが何より重要です。その上で、「サプライズなどは好きなほう?苦手なほう?」などと普段の会話で話題に出して探りを入れて、ある程度相手の意向を確認するのも一つの方法です。結婚は人生の大きな決断です。相手に“選ぶ自由”と“考える余裕”を与えることが、真に誠実なプロポーズといえるのではないでしょうか。
婚活においては、サプライズの「驚き」よりも、日々のやり取りや小さな気遣いの「安心感」のほうが、長期的には大きな意味を持ちます。大げさな演出や劇的な展開で感情を揺さぶるよりも、相手の言葉に耳を傾け、思いやりを形にしていく積み重ねが、信頼関係を築く何よりの鍵になりますよ。
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