婚活中の皆さまに、結婚相談サロン プラチナ・リング(東京都中央区銀座)から、ちょっとした婚活の秘訣をお伝えするコラム「婚活の処方箋」。今回は、婚活における「蛙化現象」の傾向と対策についてお伝えいたします。蛙化(カエル化)現象という言葉、若い世代の間ではすっかり定着していますが、大人の皆様も意識したことはあるでしょうか?
好感を持っていたお相手から好意を向けられた瞬間に、何だか気持ちが冷めてしまうこと。これは「蛙化(かえるか)現象」と呼ばれ、恋活や婚活中の方の半数以上が経験しているという調査もあるほどです。
今回のコラムでは、この決して珍しい現象ではない「蛙化現象」を克服するためのステップをご紹介しますので、ぜひ読んでみてくださいね!
(結婚相談所での婚活について、全体的な活動の流れを知りたい方は、
⇒結婚相談所での婚活 入会から結婚までの流れ のコラムをぜひお読みください。)
まず、「蛙化現象」とはどんな心の状態を指すのか、整理してみましょう。蛙化現象とは、好意を持っていた相手が、自分に好意を示したことにより急に気持ちが冷めてしまう心理的な反応を指します。(元となった童話では、醜い蛙から美しい王子に姿が変わって一瞬で恋に落ちるのですが、それとは逆の現象ということですね)
特に婚活やマッチングアプリのように「メッセージのやり取りをする → 実際に会う → 親しくなる」というステップを短期間で繰り返す出会いでは、「想像していた人物像」と、「実際に会ったとき印象」のズレが、心理的にマイナス感情を引き起こしやすい傾向があります。
結婚相談所に寄せられる感想では、お見合いや初デートなど、交際の初期段階で気持ちにストップがかかってしまった方の多くが、「プロフィールの雰囲気から想像していた人物像と実際の印象が異なる」ことがもっとも大きな原因だったと回答しています。
また、交際が進んだ段階でも、仮交際中の他のライバル達より一歩抜きんでた特別な存在になって、成婚に向けて真剣交際をしたいと願って活動していたはずなのに、いざお相手の気持ちが自分だけに向くと、急に熱が冷めてしまうような方も、中にはいらっしゃいます。
このような心の動きには、どちらにも原因と対処法があります。大人世代の婚活でも、蛙化現象は決して珍しいことではありません。まずは他人事とせず、ご自身にも起こり得ることとして自分の心の状態を把握されること、そして何がそのような心境の変化につながる要因となるのか理解し、対策することが重要です。
蛙化現象の原因はいくつかありますが、ご自身の経験や心の状態と近いものがあれば、婚活を妨げる要因となってしまう蛙化現象につながらないよう、気持ちを整理してみましょう。
まず、自己肯定感の低い方は、「こんな自分を好きになるなんて、きっとまだ自分をよく理解していないからに違いない」と、お相手の気持ちが自分に向いていることを素直に喜べません。さらには、「こんな自分を本当に好きになるなんて、大した人ではなかったのだ」と、相手のことまで下げて見てしまい、気持ちが冷めることにもつながります。まさに蛙化現象ですね。
ご自分にあまり自信がなく、自己肯定感が低い方は考え方のシフトが必要です。「自分には異性を惹きつける魅力はない」とか、「大勢の中から選ばれるような自分ではない」と考えている方、それは違います。婚活とは、多くのライバルの中でNo.1になって結婚を勝ち取ることではありません。フィーリングが合い、一緒にいて楽しく、癒され、二人の思い出を積み重ねていく中で「この人と一緒にいたい」と思う人が、他の人とは違う特別な存在となるのです。
競い合って一番になることが重要なのではありません。相手の気持ちに寄り添ったり、理解しようと努めたり、意見や価値観の違いもすり合わせていける相性や、二人で楽しい思い出を積み上げていこうとする前向きな姿勢こそが、もっとも大切です。それらが、相手にとって特別な人となる重要な要素であり、ただルックスや経歴が華やかで自信に満ち溢れている人よりも、心を動かすことがあるのです。一緒にいる時のフィーリングや安心感からあなたを好きになってくれた人に出会えたら、蛙化している場合ではないですよね。
自己肯定感が低い方は、婚活を機に自分磨きをしていること、ご自身の努力している姿勢を、まずはご自身で褒めてあげましょう。前向きに努力している姿は、それだけで人の心を動かす力を持っています。そして、婚活を始める前の自分と少しずつでも変わってきている所を見つけ、そこをきちんとご自身で認めるようにしましょう。
結婚相談所での婚活は、お見合いから始まる場合が多いですが、お相手のプロフィールを参照している段階では、少し冷静になりましょう。自分の理想像を先に築いてしまうと、実際にお会いした瞬間に、ちょっと考えていた方と違うかも、と感じやすくなります。
これは思い描いていた理想と現実にお会いした時の印象のズレが原因で、たとえ相手が誠実な方であっても、自分の考えていた通りではないというだけで幻滅してしまう要因になり得ます。そうすると、思っていなかったような素敵な所があったとしても、見過ごしてしまうことにもなりかねません。実際にお会いする前に、相手に過剰に期待せず、フラットな心の状態で、どんな方なのか、ありのままの人柄を見極めるようにしましょう。
また、婚活をしている方の中には「まずは付き合うこと」に目標を設定してしまうために、ゴールが叶った瞬間に気持ちが抜けてしまう方がいらっしゃいます。多くの出会いの数をこなすことによる疲労や、交際前提の条件探しで心が消耗することで、感情の揺れ幅が大きくなる傾向も見られます。
まずは、あれもこれもすべての条件や理想を満たす方を探そうとするのではなく、婚活において自分が一番希望していることは何なのか、結婚生活で何を最も大切にしたいのか、ご自身の気持ちと向き合いましょう。
まずは、交際成立がゴールではなく婚活のスタート地点であると意識を切り替え、交際後に築いていきたい関係を思い描くようにしましょう。どんな共通の趣味を続けたいか、どんな休日の過ごし方を共有したいかなど、交際後の具体的な未来像を想像すると、相手への気持ちの向き方が変わってきます。
そして、ご自身への理解を深め、自己肯定感を高めることもとても大切です。婚活相談所のカウンセラーとともに、ご自身の価値観やこれまでの体験(成功も失敗も)を振り返り、安心できる自己肯定感を育てることが大切です。自分自身と向き合う時間を丁寧にとることで、自己肯定感の低さからくる無意識の蛙化現象を和らげる助けになります。
蛙化現象は決して珍しいものではなく、婚活中の多くの方が経験する心理的反応ですが、自分自身の心と向き合い、相手との関係性を具体的に描くことにより、その影響をやわらげていくことが可能です。
「交際後どのような関係性を築いていきたいか」という視点に転換することで、気持ちの冷めやすさを乗り越える一歩になります。自己肯定感を育み、不安やトラウマも整理しながら、婚活を機に自分磨きをして着実に変わってきている自分、少しずつでも努力している自分を認めることが、婚活の成功につながります。
また、婚活相談所のカウンセラーに相談したりアドバイスを受けたりすることで、ご自身の気持ちの整理にもなりますし、第三者のサポートを得ることで、ご自身の“心のクセ”に気づきながら進められます。自己流では見落としがちな視点も自然に得られるメリットがありますので、ぜひ活用してくださいね。皆様の婚活の成功を応援しています!
明確に結婚したいご意志があり、もっと個別のアドバイスをご希望の方には、結婚相談サロン プラチナ・リング(東京都中央区銀座)では、婚活を試してみたいという方のために、トライアルプランをご用意しております。
当サロンでは、プロの婚活カウンセラーが、お一人お一人に合わせた個別のカウンセリングや、ご希望に合わせたプランのご紹介を行っております。
婚活はご本人の意志がとても大事なので、決して無理な勧誘はいたしません。
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