└Vol.086　婚活の処方箋　
婚活成功の秘訣　夏の婚活デートの注意ポイント

　一緒に過ごすだけでも夏らしい季節感のある思い出を共有できる夏デートですが、心置きなく楽しいデートにするためには、他の季節より少しだけ気を付けていただきたいポイントがあります。

　まずは汗や臭いの対策についてです。デートの前日には入浴の際にいつもより念入りに髪や身体を洗って、清潔にしましょう。夜間も気温が高い熱帯夜も多いので、朝起きた時にまた汗が気になった場合は、軽くシャワーで流すだけでも、気になる臭いの軽減になり、気分もさっぱりしますよ。

　下着も速乾性や消臭効果のあるものにすると、汗を気にすることなく過ごせますよね。涼しい素材やデザインの服を選んだり、もしたくさん汗をかいても汗染みが気にならない生地や服装を選ぶのも、この季節を快適に楽しく過ごすためのポイントです。

　また、急ぐとどうしても汗をかいてしまうので、焦ったり走ったりしなくていいように、これからの暑い時期は、いつも以上に時間の余裕をもって行動するよう心がけましょう。屋外での運動は避けましょう、という熱中症警戒情報が出されるほどの暑さでは、走るほど急ぐのはもってのほかですが、速足でも思った以上に汗をかいてしまうのがこの季節ですから、ぜひ時間の余裕のある行動を。

　また準備の時間も余裕を持って、汗の臭いが普段から気になる方は、トイレのタイミングで拭けるような汗拭きシートを持ったり、お出かけ前に脇や足などにデオドラントを塗ったりする時間を作るようにしましょう。ハンカチやミニタオルなどの準備も忘れないようにします。隣にいても気にならないようデオドラント対策をしていってくださいね。

　対策をしておけば、自分のケア不足が気になって会話に集中できなかった、などという事態も避けられます。そして、相手を不快にさせない配慮を心がける姿勢は、お相手にも伝わり、好印象に繋がるものですよ。

　夏のデートでは、他の季節にはない配慮が必要です。近年の異常なほどの暑さでは、命に関わることがあるので、子どもや高齢者に限らず、すべての人が熱中症に警戒してほしいと思います。

　最近の日本の夏の暑さでは、待ち合わせの場所にも気遣いが必要です。待ち合わせの時間に遅れたわけではなくとも、お相手が少し早く着いただけで、その数分の待ち時間の間に汗をかき、その後のデートに響くほど不快指数が急上昇してしまった、という事態にもなりかねません。

　待ち合わせは涼しい場所かどうかも考え、相手を待たせることのないようお互いが思いやりを持って行動することが求められます。不測の事態で少しでも遅れそうな場合などは、すぐに連絡を入れて、相手を暑い場所で待たせてしまうことのないようにしましょう。

　また、夏にはお出かけ前に熱中症警戒情報・熱中症警戒アラートが出ていないかどうかもぜひ注意してください。これは命に危険が及ぶ暑さということなので、適度に水分補給をして、日陰や屋内で涼むことを意識してくださいね。気温や湿度が高くなる梅雨からの時期と夏の間は、特に警戒アラートが出ていなくても熱中症に気を付けましょう。

暑さで体調が悪くなっては、その日のデートの思い出が台無しになってしまうだけでなく、配慮をしてくれなかったということで印象まで悪くなってしまいかねません。楽しい一日を過ごすためにも、夏のデートはほかの季節以上に気配りを心がけて楽しい時間を過ごしてください。

　夏には、フェスや花火大会や夏祭りなど、楽しいイベントもたくさん開催されますよね。ただし、学生の長期休暇などもあるため、夏のイベントはどこも他の季節よりも混雑しがちです。まだ手を繋いだり腕を組んだり、ぴったり寄り添って歩いたりする関係性ではない時に、このような大混雑のイベントに出かけるのは、はぐれてしまわないよう注意が必要です。

　また、そのような人混みの中へ出掛ける際は、他にも配慮が必要なポイントがあります。特に女性の方が困ることが多いのはトイレの大混雑や、行くタイミングです。女性用のお手洗いは、男性の何倍も長い大行列になってしまうことがよくあります。女性がお手洗いに行く時間は余裕をもっておきましょう。

　タイミングについても、交際がはじまったばかりの時には女性の側から言い出しにくいこともあるので、男性側からそろそろトイレ休憩をしましょうという声掛けをするのがお薦めです。

その細やかな心遣いが必ず相手にも伝わりますし、優しい人だな、気を許して一緒の時間を過ごせそうだな、という好印象につながっていきます。

　また、大きなイベントの時は、いつも以上に駅が混雑したり、交通規制などで普段とは違う動き方をしなければならなかったりする可能性もあります。ぜひ、下調べで規制の有無やルートの確認、情報をチェックしておくなど、前もって準備できることはしておきましょう。これは男性女性関係なく、二人ともそのような意識でいることも大切です。

下調べも当日の動き方もお任せします、という受け身の姿勢では、お相手は倍も疲れてしまいます。二人で相談しながら楽しく過ごすという姿勢が大切です。そうすることで二人の距離がきっと縮まりますよ。